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建売住宅の諸費用はいくら?物件価格の1割が目安|内訳と払う時期

小島 里奈

筆者 小島 里奈

「建売住宅を買うとき、物件価格のほかにいくらかかるの?」。初めての家探しでは、いちばん見えにくいのが諸費用(しょひよう)です。

結論から言うと、建売住宅の諸費用は物件価格の1割(10%)程度になることが多いです。3,000万円の物件なら約300万円を、物件価格とは別に考えておきましょう。この記事では、茨城県で新築戸建てのご紹介をしているルナホームが、諸費用の中身・払うタイミング・負担を軽くする方法を、初めての方にもわかりやすくまとめました。

この記事のポイント

  • 建売住宅の諸費用は物件価格の1割程度になることが多い
  • 中身は大きく「税金」「住宅ローンの費用」「保険・その他」の3つ
  • 払うタイミングはバラバラ。不動産取得税は入居して数か月後に届く
  • 2026年入居の住宅ローン控除は年末残高の0.7%を最大13年

建売住宅の諸費用はいくら?物件価格の1割程度が目安

建売住宅の諸費用は、ルナホームでお手伝いしているお客様の場合、物件価格の1割(10%)程度になることが多いです。一般的には「6〜9%」と紹介されることもありますが、金融機関の手数料や火災保険の内容などで金額が上がることも多いので、最初は1割で見積もっておくと安心です。

茨城県の新築戸建ては、2,000万円台後半〜3,000万円台の物件が多く見られます。この価格帯で、諸費用がどのくらいになるかを図にしました。

物件価格別・諸費用の目安

物件価格の1割(10%)で計算

物件価格 2,500万円

諸費用の目安

約250万円

合計 約2,750万円

物件価格 3,000万円

諸費用の目安

約300万円

合計 約3,300万円

物件価格 3,500万円

諸費用の目安

約350万円

合計 約3,850万円

※物件価格×10%で計算した目安です。実際の金額は、借入額・金融機関・保険の内容などで変わります。

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エリアごとの物件価格は、土浦市の新築戸建て相場やつくば市の新築戸建て相場の記事でご紹介しています。気になるエリアの価格に、上の割合をかけてみてください。

諸費用の中身は?「税金」「ローン」「保険・その他」

諸費用は、大きく「税金」「住宅ローンの費用」「保険・その他」の3つに分けられます。名前だけでは難しく感じますが、ひとつずつ見ればシンプルです。

1. 税金

税金の名前どんなお金?
印紙税売買契約書に貼る印紙代。契約金額1,000万円超〜5,000万円以下なら1万円(2027年3月31日までの軽減後の額)
登録免許税家や土地を自分の名前で登記するときの税金。住宅の軽減税率は、建物の保存登記0.15%、住宅ローンの抵当権設定0.1%など(2027年3月31日まで)。土地の移転登記は1.5%
不動産取得税家や土地を手に入れたときに、茨城県に納める税金。新築住宅は評価額から1,200万円(長期優良住宅は1,300万円)を差し引ける軽減があり、土地にも軽減があります
固定資産税の精算金その年の固定資産税・都市計画税を、引き渡し日を境に売主様と日割りで分けるお金

※税額は、物件の評価額(市の固定資産税評価額)をもとに計算されます。軽減を受けるには床面積などの条件があります。

2. 住宅ローンの費用

  • 事務手数料・保証料:金融機関や保証会社に払う費用。「借入額の〇%」型と「定額」型があり、金融機関によって大きく変わります
  • 登記の司法書士報酬:登記の手続きを司法書士にお願いする費用
  • 団体信用生命保険(団信):多くは金利に含まれていますが、特約を付けると金利が上がることもあります
  • ローン契約書の印紙代:紙の契約書で住宅ローンを契約する場合に必要です

3. 保険・その他

  • 火災保険・地震保険:住宅ローンを使う場合、火災保険の加入を求められるのが一般的です。補償内容と期間で保険料が変わります
  • 水道加入金など:物件によっては必要です。物件価格に含まれているかを確認しましょう
  • 引っ越し費用・家具・家電・カーテン・照明:新しい暮らしを始めるための費用です

手元のお金が少なくても大丈夫

金融機関によっては、収入印紙代や保証料などの諸費用に加えて、引っ越し費用や家具・家電の購入費用まで住宅ローンに含められるところもあります。「貯金が少ないから、まだ家は買えない」と思っている方も、まずはお気軽にご相談ください。

いつ払う?諸費用の支払いスケジュール

諸費用は、契約のとき、引き渡しのとき、入居した後と、何回かに分けて払います。特に不動産取得税は入居して数か月後に茨城県から納税通知書が届くので、引っ越しでお金を使い切らないように残しておきましょう。

諸費用の支払いスケジュール

1

売買契約のとき

印紙税(売買契約書)

2

住宅ローンの契約のとき

ローン契約書の印紙代(紙の場合)、事務手数料・保証料(金融機関による)

3

決済・引き渡しのとき いちばん多い

登録免許税・司法書士報酬、固定資産税の精算金、火災保険料

4

引っ越し・入居のとき

引っ越し費用、家具・カーテン・照明など

5

入居して数か月後

不動産取得税(茨城県から納税通知書が届く)。翌年2〜3月には、住宅ローン控除の確定申告

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契約から引き渡しまでの全体の流れは、マイホーム購入の流れの記事でご紹介しています。

茨城で無理なく買うための資金計画

資金計画のポイントは、諸費用をどう準備するかを先に決めてから、頭金を考えることです。頭金を多く入れすぎて諸費用の現金が足りなくなると、引き渡しの直前にあわてることになります。現金で準備するか、住宅ローンに含めるかは、金融機関の条件とあわせて早めに相談しておきましょう。

毎月の返済額は、車の費用も入れて考える

茨城県は車での移動が中心で、2台持ちのご家庭も多い地域です。車のローンやガソリン代、保険、車検などの費用も入れて、毎月の返済額を考えましょう。毎月の返済額は、手取り月収の20〜25%くらいにおさまると、家計に余裕を持ちやすくなります。

確認したいこと考え方の目安
諸費用の準備物件価格の1割程度。現金で用意するか、住宅ローンに含めるかを早めに決める
毎月の返済額手取り月収の20〜25%。車の費用も合わせて確認
将来の出費教育費や車の買い替えに備え、毎月の給料だけで返せる計画にする
手元に残すお金生活費の数か月分は、予備費として残しておく

ボーナス払いを多くすると、毎月の返済は軽く見えますが、ボーナスが減ったときに家計が苦しくなりやすくなります。まずは毎月の給料で返せる金額を基本にしましょう。住宅ローンの審査が心配な方は、住宅ローンの事前審査の記事もあわせてご覧ください。

諸費用の負担を軽くするには?税の軽減を確実に使う

諸費用の負担を軽くするいちばんの近道は、税金の軽減を、手続き漏れなく確実に使うことです。軽減の多くは、自分で申告しないと受けられません。

住宅ローン控除(2026年入居の場合)

住宅ローン控除は、年末の住宅ローン残高の0.7%が、所得税(引ききれない分は住民税の一部)から最大13年間差し引かれる制度です。2026年の税制改正で、2030年12月31日に入居する人まで対象になりました。控除の対象になるローン残高の上限は、家の省エネ性能で変わります。

新築住宅の性能子育て世帯・若者夫婦世帯それ以外の世帯
長期優良住宅・低炭素住宅5,000万円4,500万円
ZEH水準省エネ住宅4,500万円3,500万円
省エネ基準適合住宅3,000万円2,000万円

※2026年入居の新築住宅の借入限度額。子育て世帯は19歳未満の子がいる世帯、若者夫婦世帯は夫婦のどちらかが40歳未満の世帯です。最初の年は確定申告が必要で、2年目からは会社の年末調整で受けられます。くわしい条件は税務署や専門家にご確認ください。

茨城県の建売住宅には、長期優良住宅やZEH水準の物件も多くあります。同じ価格の物件でも、性能によって受けられる控除の上限が変わるので、物件を比べるときにあわせて確認しましょう。

不動産取得税の軽減は、申告を忘れずに

新築住宅の不動産取得税は、評価額から1,200万円(長期優良住宅は1,300万円)を差し引ける軽減があります。茨城県では、必要な書類を添えて県税事務所に申告することで軽減が受けられます。手続きの方法は、物件を買った地域を担当する県税事務所で確認しましょう。

火災保険は「必要な補償」にしぼる

火災保険は、補償の範囲や期間で保険料が大きく変わります。たとえば水災の補償は、ハザードマップで浸水の心配が少ない場所なら外すことも考えられます。反対に、川や低い土地の近くなら付けておくと安心です。物件の場所と、ご家族の暮らし方に合わせて選びましょう。

諸費用も住宅ローンに含められる

金融機関によっては、収入印紙代や保証料などの諸費用だけでなく、引っ越し費用や家具・家電の購入費用まで住宅ローンに含めて借りられるところもあります。手元のお金を残せるので、貯金が少ない方でもマイホームを目指しやすくなります。一方で、借りる金額が増えるぶん毎月の返済額と総返済額も増えるので、返済のシミュレーションをしたうえで、どこまで含めるかを決めましょう。

家を決める前にやっておきたいこと

  • 気になる物件の価格×1割で、諸費用の目安を出してみる
  • 諸費用・引っ越し代・予備費を引いて、頭金に回せる金額を確認する
  • 物件が長期優良住宅・ZEH水準かを確認する(住宅ローン控除の上限が変わる)
  • 金融機関の事務手数料・保証料を、金利とあわせて比べる
  • 不動産取得税の分のお金を、入居後まで残しておく

よくある質問

Q.新築一戸建ての諸費用はいくらかかりますか?

A.建売の新築戸建ての場合、物件価格の1割程度になることが多いです。3,000万円の物件なら約300万円が目安です。金融機関や保険の選び方で変わるので、早めに見積もりを取ってみましょう。

Q.諸費用は住宅ローンに含められますか?

A.はい、金融機関によっては含められます。収入印紙代や保証料などの諸費用に加えて、引っ越し費用や家具・家電の購入費用まで住宅ローンに含められるところもあります。借りる金額が増えると毎月の返済額も増えるので、返済額を確認しながら決めましょう。

Q.不動産取得税はいつ払いますか?

A.入居して数か月後に、茨城県から納税通知書が届きます。新築住宅は評価額から1,200万円を差し引ける軽減があるので、県税事務所への申告を忘れずに行いましょう。

Q.2026年に入居すると、住宅ローン控除はいくら受けられますか?

A.年末のローン残高の0.7%が、最大13年間、所得税などから差し引かれます。対象になる残高の上限は家の性能で変わり、子育て世帯がZEH水準の新築住宅を買う場合は4,500万円です。実際に戻る額は、納めている税金の額によっても変わります。

「総額いくら?」から一緒に考えます

ルナホームでは、物件価格だけでなく諸費用まで含めた「総額」と、無理のない毎月の返済額を一緒に確認しながら、マイホーム探しをお手伝いしています。お金のことが不安な方も、お気軽にご相談ください。

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参考資料

この記事を書いた人

小島 里奈LUNA HOME

宅地建物取引士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士/賃貸不動産経営管理士/保険募集人

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